設計図面は、製造してくれる人に設計者の意図を伝達するために作るものです。
そして、製品の作り手にとって重要なことは、設計精度です。
設計意図どおりの製品を作るためには、材質や寸法といった情報だけでなく、精度を保証するための情報を図面に明記する必要があります。
本記事では簡単に公差の考え方について解説しておこうと思います。
公差とは一体なんでしょうか?
公差とは、公(おおやけ)の差(さ)という名前の通り、加工する際に生じる寸法のばらつきのことであり、加工において許容される誤差のことを言います。
詳細には、JISによって示されています。
公差値の決め方
加工を常に寸法の数値通りに加工することは不可能です。
特に、量産性を考えると、精度をよくするに従って加工の歩留まりが悪くなります。そして製品単価が上がります。
よって、どこまで誤差を許容するのか?
つまり公差値の決め方がとても重要なのです。
この決め方は、コストと性能の問題となります。
誤差を小さくすると歩留まりが悪くなりコストが上がる!
一方で誤差を大きくすると歩留まりが良くなりますが性能は悪くなります。
交差値は、コストを抑えながらも、ある程度の性能を保てる範囲にする必要があります。
ロータリートランスファーマシンは、量産性と歩留まりの良さを実現できる製品です。
寸法公差の記入
長さの寸法公差の記入は、数値によって表します。
公差が基準となる寸法に対して均等なときは、数値の後ろに±をつけて表します。
また、均等でない時は、交差を上段と下段に分けて書きます。
角度公差の記入ルール
角度に関する公差についても、上記と同様です。
長さ寸法ではないので、角度の記号である度(°)と分(′)を使います。
ちなみに、1度(°)=60分(′)となります。
弊社について
私たちの会社は、車、エアコン、ハードディスクなどさまざまな製造業の会社向けに、部品加工・部品製作に特化した専用のカスタマイズ工作機械を設計製造しています。
弊社の人員削減と高精度という期待に応える弊社の RT-X001 ロータリートランスファーマシン
弊社のRT-X001 ロータリートランスファーマシンは、カスタマイズで多様な加工にも対応しています。
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